コラム「相続された不動産の売却」　ご相談は堺市堺区の司法書士吉田法務事務所へ

◎相続された不動産の管理・処分

不動産を相続された場合、その後の不動産の管理・処分の方法は、主に下記のような方法が考えられます。
　
　１．親族がそのまま居住される
　２．空き家のまま管理される
　３．賃貸される
　４．売却される

いずれの場合も、「誰が所有者なのか」という権利関係をきちんとしておかないと、後日、相続人間でトラブルになったり、二次相続が発生して、相続関係が複雑になることが考えられます。速やかに遺産分割協議を行い、相続登記を行なうようにしましょう。


◎不動産を売却する場合

不動産の売却される場合、亡くなられた方（被相続人）名義で売却することはできず、一旦、相続登記を入れ、相続人名義にした上で、売却を行い、買主さん名義に変更する必要があります。

「どうせ売却するのだから、相続人名義に変えなくていいのではないか？」というご質問を受けることも多いですが、�@「相続」があって、�A「売買」された、という経緯に沿って登記を行なわないと、買主名義さんに変更することができない＝売却代金を受け取ることができない、というのが登記の仕組みです。

当事務所で相続登記のご依頼を受ける場合、一定の割合で、「相続登記をした後、不動産は売却したい」という希望を持たれています。

その場合は、当事務所が不動産業者さんをご紹介し、売却活動をお願いします。
買主さんが決まれば、売買契約〜売り渡しの登記をするところまで見届けさせてもらって、業務を完結させる、という例が、一年の中で数件あります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（最終更新　平成３１年３月２日）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　堺市の司法書士吉田法務事務所
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　司法書士　吉田浩章