コラム「成年後見の申立て−岸和田支部の場合」　ご相談は堺市堺区の司法書士吉田法務事務所へ

大阪家裁岸和田支部の運用について

大阪家裁の岸和田支部の後見申立についても、平成２６年７月からは、事前予約制となっています。

申立の準備ができた時点で、家庭裁判所に電話。
予約を取った上で、事前に申立て書類一式を裁判所に郵送する取扱いです。

大阪家裁本庁と違い、「書面審理」制度は、制度としては用意されていません。

申立人、後見人候補者と調査官や参与員の面談は、１時間程度。

コロナ対策で運用の変更

新型コロナウイルス感染症により、緊急事態宣言が出た後は裁判所の機能がストップしました。

面接の予約が取れなくなり、「予約を取らずに、事前に書類を裁判所に郵送。内容を確認を追って裁判所から連絡がある」という取扱いで、後日、申立人兼本人が過ごしている施設まで、調査官が面接に来てくれました。

但し、電話で面接を行えるようでしたら、電話で行いたい、ということも言われていました。

新型コロナウイルス感染症対策による受付方法の変更が、いつまで行われるのかは不明ですが、令和５年現在、予約をせずに、申立書類の準備ができた時点で、裁判所に郵送しています。

岸和田支部の直近の事例

岸和田支部の傾向では、親族が申立人であっても参与員の面接が入る、という感覚でしたが、令和４年に岸和田支部に申立てをした、直近の事例では、申立人は親族。候補者は当事務所の司法書士で類型は「後見」。

裁判所の面接なし。書面だけの審査で、審判が下りています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（最終更新　令和５年６月３日）　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　堺市の司法書士吉田法務事務所
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　司法書士　吉田浩章